朱鷺書房
本の詳細
カウンセラーの自己への旅 〜いのちの輝きを求めて
カウンセラーの自己への旅 〜いのちの輝きを求めて
冊数 :
著者 宮本佐代子
定価 本体価格1,600 円+税
刊行年月 2004年 1月
サイズ 四六判
ページ数 256 ページ
ジャンル 心理
ISBNコード ISBN 4-88602-540-4
著者プロフィール
宮本佐代子(みやもと・さよこ)
1948年、岡山県生まれ。ノートルダム清心女子大学卒業。日精研心理臨床学院研究科修了。中・高校教師を経て、「関西カウンセリングセンター」「日本カウンセリングセンター」でカウンセリングを学び、精神科ケースワーカー・医療ケースワーカーとして約10年間、援助活動を行う。その後、フレンドスペース大阪センター長を経て、現在、東京メンタルヘルスアカデミー(TMA)で、カウンセラーとして職場・学校などでの人間関係、自己成長、ひきこもり等の相談に応じている。
日本精神保健社会学会会員、国際コミュニオン学会会員。
著書『孤立する妻たち―カウンセリングの現場から』(一部執筆、宝島新書)
  『現代のエスプリ―ひきこもり』(共著、至文堂)など。
目次より
  1. 「ひきこもる」若者の心に寄り添って
    「ひきこもる」若者との出会い
    希望
    人間なんですもの―父のひと言
    祈りのみち―父にほんとうに話したいこと
    愛を感じるとき
    ぬくもり―ある居酒屋のこと
    銀の燭台―犠牲と思いやりの心
    自分という舟を創り直す―必要な父親の協力
    心の支え
    夢に向かえば
    いちばん、たいせつなこと―司馬遼太郎氏のことばから
    ありがとう、あなた―関わり続けること
    「人間が大事」がどまんなか
    ひかり―命のつながり
    みにくいアヒルの子―母の影の部分と向き合う
    ろうそくの炎―愛とは、最後まで見捨てないこと
    断念―師の死に接して
    父と息子―「脅し」のコミュニケーション

  2. 家族のきずなを求めて―「思いやること」と「受け入れること」
    母の手料理
    家族のきずな
    内なる母性―使うほどに豊かさを増す
    アドバイスと不安―山登りから学ぶ
    老人の尊い思いやり―集中治療室にて
    許すこと、謝ること
    諦めないで
    人が救われるとき―「とんでもないこと」を「受け入れる」
    モカシン靴を履いて―他者の経験を聴く
    兼倉さんの生き方―勇気づけられる人たち
    秘密と向き合う
    母への願い
    幼なじみ―忘れられない国語の授業
    「もういいよ」
    風の声を聴く―ルルドにて

  3. カウンセラーの自己への旅―「母なるもの」を求めて
    愛と相互成長
    別れ、そして新しい出会いへ
    満願―母の幸せへの道を助ける
    主体性と満足感
    魅せられた名曲―感動を求める人生に
    慈しむ心
    ルルドの沐浴
    母の見送り
    手放すこと―中国の昔話から
    抱えること―直接体験こそ真実
    収めること
    幸せへの道―父と娘の確執を超えて
    のぞかないこと
    怒りに出会う
    「殺シヤ」と「殺サレヤ」
    取り入れること―母親と幼女の行動から
    自分のこころを知ること
    真実を見る目―「はだかの王様」再考
    『森のシスキア』を訪ねて
    自己信頼への道
    家族の闇に光を当てる―演劇「夜への長い旅路」をめぐって
    いのちの輝きを求めて